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在林館

Author:在林館
在林館(ありりんかん)は、住まいの一部をまちに開いた小さなギャラリーです。
企画展を基本としますが、貸しギャラリーや集会室(句会、朗読会など)にもお使いいただけます。
末永く、地域のみなさまに訪れていただける場所にしたいと思います。

詳しくはご利用案内をご覧になるか、
aririn-kan@hotmail.co.jpまでお問い合わせください。

*在林館*
世田谷区羽根木2-34-4
03-3321-0530

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ドイツのクリスマス展

2013年11月21日(木)より、北室で
『ドイツのクリスマス展』を始めます。

これにちなみ、ギャラリーイベント<楽しい本づくり>を開きます。
日時:2013年12月21日(土)13:30~15:30
講師:町田万理子さん(手作り絵本実践家)
内容:基本の合紙製本とクリスマスの豆本づくり
持参するもの:スティックのり・カッター・定規・8×10㎝の木綿の布(表紙用)
参加費:1,000円(材料費を含む・クリスマス菓子付き)
定員:6名
お問い合わせ・お申し込み:在林館まで(メールまたは11月30日よりお電話で)

ドイツのクリスマス・チラシ

和田堀給水所と私展の再開

11月21日(木)より「和田堀給水所と私」展を再開し
12月7日(土)14:00~15:30には
ギャラリートーク『東京の近代水道建築史』を開催します。
講師の関島勇斗さん(東京電機大学建築史教室大学院生)から
予告の図像をお送りいただきました。
興味深いお話がうかがえることと期待しています。
近代水道建築史

土田喜久代油彩画展

「土田喜久代油彩画展ー白寿を迎えて」は
2013年11月10日(日)から11月17日(日)まで開催されました。
オープニングにはご本人もお元気な姿をみせてくださいました。
お人柄が偲ばれるたくさんの温かな絵は、見るほどに魅力があり
多くの方に大好評で、何度も来館される方がいらしたほどでした。

土田展1
土田展2

ギャラリートーク『和田堀給水所と羽根木のまち』

2013年11月4日(月・祝)
給水所の土手のツツジを惜しむ方や
少年時代に“和田給”が自転車コースだった方なども参加され
在林館のある代田橋分譲地生まれの佐藤幸彦さんから
たくさんの貴重なお話をうかがえたギャラリートークでした。

代田橋分譲地には戦前から床暖房のある家もあったこと
羽根木のふたつの神社(ひとつは現松羽神社)は交代でお祭りをしたこと
和田堀給水所の近くに全国の富士講を統合する本社が置かれたこと
現在の北沢警察署のあたりはゴミ捨て場で貝塚のようだったことなどなど。

なかでも印象深かったのは第2次大戦中のまちの様子で
分譲地の各家は庭に防空壕を造り、町会の指示で
避難や消火のために互いに通り抜けられる木戸を設けたこと
京王帝都線(現井の頭線)と小田急線をつなぐ線路が
被災時の車両の融通のために敷かれていたこと
空襲はいつも夜で、昼にはその成果を偵察に来る飛行隊
それを迎え撃つありさまなど。うかがいながら
このまちも“戦場”だったのか、と初めて思ったことでした。
在林館の敷地の、焼夷弾が落ちて消し止めたというた家で育ったのに
これまで実感できなかったことでした。

この日は、ギャラリートーク「まちを語り継ぐこと」
に登場してくださった加藤仁美さんも参加され
代田橋分譲地をつくった三井信託不動産株式会社の分譲地について
ご紹介いただき、このまちを語り継いでいくための
大事なてがかりを得ることもできました。

トーク羽根木のまち